レンタサイクル物語5

2007年、交通渋滞解消を目的にパリに登場したシェアサイクル「ヴェリブ」は、瞬く間に欧米主要都市から台湾・シンガポールまで普及した。 だが、日本の動きは鈍かった。観光地でのレンタサイクルは盛んだったが、所詮観光業者の副業…

5年前

レンタサイクル物語4

By I, Rcsmit, CC 表示-継承 3.0, Link もともと自転車には、実用性とレジャー性の両面がある。軽井沢や山中湖の外人別荘地から端を発したレジヤー用途は、メーカーの後押しもあって、全国観光地のホテルや…

5年前

レンタサイクル物語3

自転車は維新前夜に日本に伝来、物珍しさもあって人気になったが、価格は現在の500~600万円に相当する。多くはレンタル需要だった。 そのうち、鉄砲・刀鍛冶職人が輸入車の半値以下で製造したが、高価なことは変わりない。 国産…

5年前

レンタサイクル物語2

角田安正 日本のレンタサイクルは、1860年代末期の自転車伝来とほぼ同時に誕生した。 その10年後の明治3年には、大阪で「自転車交通取締令」が通達され、翌年には東京で「自転車税」が新設されている。 当時の自転車は、現代の…

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レンタサイクル物語1

某日、ぶらりと四国を旅行した。 高松・栗林公園散策に出かけると、ずらりと駐輪している水玉模様の自転車が目についた。 聞くと、市営のレンタサイクルだと言う。 早速、公園前ポートの管理人に聞いた。 「全部で何台?」 「およそ…

5年前