思い出の自転車都市

列車はスピードを落とし、ゆっくり駅に入っていく。私は座席から立ち上がると、トランクを引っ張りながら下車口に向かった。一人の軽装のドイツ人青年も、出入口にある固定駐輪ラックから自転車を引き出している。列車が停まった。私は手を伸ばして手動式のドアを開け、自転車を抱えている後ろの青年に声をかけた。

12か月前

第6回:日本の夏、ブリスベンの冬ライド

今年は猛暑を越えた酷暑、あまりの暑さに耐えかねて、同じ「バイク」でも適度に冷房の効いたジムでのバイクについつい逃げてしまった私…。それでもなんとか、「登れば涼しいはず!」と思い秦野でヤビツ峠に登ってみました。

1年前

第5回:ヘルメットさえあれば自転車はいらない!?

ブリスベンでは、カジュアルなTシャツ姿の学生から、スーツ姿のワーカーまで、たくさんの人がカゴ付きの黄色い街乗り自転車で駆けて行くのをよく目にします。これはシェアサイクルで「シティ・サイクル」と呼ばれるもの。黄色いボディは…

1年前

続・遊びをせんと生まれけむ。  

前々回にヴィンテージ自転車の祭典、「Eroica JAPAN」が草津温泉で開催されて、コンクールデレガンスの審査員を務めたことをお話しました。 今回はそのコンクールについて、審査の視点をご紹介します。 イタリアを始めとす…

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映画に見たシュウインの崩壊

過ぐる日、映画「王様のためのホログラム」(日本公開2017年)を鑑賞したが、思いかけずも、米国自転車メーカー・シュウィン社の崩壊を垣間見た。 シュウインは、世界最大の自転車国だった米国のシカゴで1895年に創業、大人車衰…

1年前

レンタサイクル物語5

2007年、交通渋滞解消を目的にパリに登場したシェアサイクル「ヴェリブ」は、瞬く間に欧米主要都市から台湾・シンガポールまで普及した。 だが、日本の動きは鈍かった。観光地でのレンタサイクルは盛んだったが、所詮観光業者の副業…

2年前

レンタサイクル物語4

By I, Rcsmit, CC 表示-継承 3.0, Link もともと自転車には、実用性とレジャー性の両面がある。軽井沢や山中湖の外人別荘地から端を発したレジヤー用途は、メーカーの後押しもあって、全国観光地のホテルや…

2年前

レンタサイクル物語3

自転車は維新前夜に日本に伝来、物珍しさもあって人気になったが、価格は現在の500~600万円に相当する。多くはレンタル需要だった。 そのうち、鉄砲・刀鍛冶職人が輸入車の半値以下で製造したが、高価なことは変わりない。 国産…

2年前

レンタサイクル物語2

角田安正 日本のレンタサイクルは、1860年代末期の自転車伝来とほぼ同時に誕生した。 その10年後の明治3年には、大阪で「自転車交通取締令」が通達され、翌年には東京で「自転車税」が新設されている。 当時の自転車は、現代の…

2年前

レンタサイクル物語1

某日、ぶらりと四国を旅行した。 高松・栗林公園散策に出かけると、ずらりと駐輪している水玉模様の自転車が目についた。 聞くと、市営のレンタサイクルだと言う。 早速、公園前ポートの管理人に聞いた。 「全部で何台?」 「およそ…

2年前