自転車日記

(夏目漱石 青空文庫 青空書院刊) 明治期の著名な文学者、夏目漱石の初期の小作品である。1903年ホトトギスに掲載されたエッセイというべき著作であり、英国留学中に自転車に乗った体験を、ユーモアたっぷりに描いた文字通りの自…

2週間前

自転車の文化史

━市民権のない5.500万台━ (佐野裕二著 文一総合出版) 本書は、既に本欄で紹介した専門書の大作「自転車の一世紀━日本自転車産業史━」(自転車産業振興協会編 1973年刊)を、一般読者向けに書き直して、1985年(昭…

1か月前

自転車の一世紀

━日本自転車産業史━ (自転車産業振興協会編 ラテイス社) あ表題の通り、1860年代半ばから1970年代初めまでの一世紀にわたる日本の自転車史を、主に産業面の視点からまとめた大作である。 日本自転車工業の最盛期だった1…

3か月前

Ciclissimo 2019 No.59(八重洲出版社編 八重洲出版社)

自転車ロードレースマガジン季刊「チクリッシモ」の最新刊59号が発売中、内容は2019年プロチームの「選手名鑑」でまとめられている。 伝統的な見方では、春先から欧州では主要なクラシックレースがいくつかあり、夏になるとステー…

9か月前

名著・新刊・大作・希少本を紹介する「1冊の本」 自転車泥棒 ━The Stolen Bicycle ━

著者呉明益(ごめいえき/ウー・ミンイー)は現代台湾文学の代表的作家である。
タイトル「自転車泥棒」は有名なイタリア映画を連想させるが、内容は全く異なる。エッセイに似た語感のなかで、現代から100年前に遡り、台湾、日本、東南アジアを舞台にした、人と「もの」が織りなす壮大な物語である。

11か月前