ナショナル自転車

BACCHUS COLUMN

正月の初走りで今さら気づいた、ナショナル自転車について書く。あいや、パナソニックじゃありませんヨ。

1月3日は“東京下町八福神参り”サイクリングをしました。18人が3グループの班別になり、下谷神社(家内安全)、小野照崎神社(学問芸能)、鷲神社(商売繁盛)、今戸神社(縁結び)、第六天榊神社(健康長寿)、住吉神社(交通安全)、水天宮(安産子授け)、小網神社(強運厄除け)を巡った。日本晴れのもと、のんびり愉しんだ。

自分は70年前のクラブモデルで参加したのですが、結集した自転車はホント雑多でした。でもそれは、今日的なニッポンの自転車ファンが乗る自転車の姿を反映。

ビンテージ派はcoppiひとりだけ、クロモリピストバイク(前後ブレーキ装備)、カーボンロードバイクが3台、カーボングラベルバイク1台と、ここまでがマニアックライン。電動シェアサイクル3台、ブロンプトン&ブロンプトンもどき3台、子供乗せ電動ママチャリ1台、ほかと、アンチマニアックライン。でも18人は正月にあえてサイクリングをしようと思う気持ちがある。でも、マニアックな自転車スタイルに拘泥していないんです。

コロナ禍からこっちの世相でサイクリングは変容したと思う。ビルダーの職人技に魅せられる作りのフレームやあえて古いパーツを操作することを面白がるのは超マニア。今回は2人だけ。

カーボンフレームのロードバイクで、ディスクブレーキや電動変速が当たり前のスポーツバイク好きは平均的なサイクリストで主流派。

主流派とほぼ同じだけ、合理的に乗る自転車をチョイスする人たちがいる。半日の行程だから自宅から普段使いの自転車で参加したり、ランがはねたら呑めるようにシェアサイクルにする。八福神巡りでの駐輪でも盗難のリスクが低くて気楽デス。

東京下町八福神参りでなく、信州の峠でも、季節を愛でる温泉旅でも、それほどマニアックな自転車スタイルに拘る人は少なくなっている気がする。

その時々、その気分にマッチした自転車をみんな自由に選べばいい。これがニッポンの今日的な姿でしょう。好きに乗ればいいんです。

3週間前