このたび「技術と科学のチャリンコワールド2022」と題する自転車の総合イベントが、東京北の丸公園内の「科学技術館」で開催された。
10日間の短期開催(3/25~4/3)のため、情報を見落としたり見学できなかった人のためその一部を紹介する。


この情報を伝えてくれた埼玉県本庄の陸船車に関わるボランティア新井正人さんによると、その一つに「チャリンコヒストリー」と題するイベントがあって、歴史ある世界の自転車が展示されている。
そのなかに世界最古の自転車・庄田門弥の「陸船車」の復元模型が展示されている。
陸船車は発明当時、江戸幕府に献上されたというから、およそ300年の時空を超えて再び首都にその姿を現したのである。

また新井さんはオリンピックの聖火リレーの一人として参加。
新井さんが走った“人力(自転車)で聖火を運んだ距離(5.123KM)”が2020オリンピックの各地の聖火リレー中最長距離として認定され、その使用車(ブリヂストンTB-1)が展示されているという。
いまだ欧米では、世界最古の自転車としての陸船車の存在が認知されていない現状を考えると、この広報活動を広めていく意義は大きい。
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