どんどん進化する自転車の大研究
━しくみ・歴史から交通ルールまで━

(自転車文化センター[監修]谷田貝一男[著] PHP研究 2010年刊)

本書は、自転車に関する初歩的知識を総合的かつ簡潔にまとめた、小学中高学年~中学生向きの自転車入門書である。

学校や図書館対象に、いろいろなテーマをわかりやすく解説する「楽しい調べ学習シリーズ」(PHP研究所刊)の一冊として出版されたもの。

著者は、自転車文化センターに勤務しながら、自転車に関する資料を収集して調査研究をおこない、自転車文化の広報と伝承に努めている学芸員である。

全編を通して、解説は写真・図解・イラストを使っていてわかりやすく、説明の漢字にはすべてルビがふられ読みやすい。

  本書は4章で構成されている。

序章 「いろんな時代のいろんな自転車」……自転車大集合/自転車のうつりかわり  

第1章 「すごい!自転車のつくり」……倒れずに走るしくみ/楽に走るしくみ/自分に合った調整をしよう/自分の自転車を大切に

第2章 「おもしろい!自転車の歴史と文化」……世界で最初の自転車/自転車の語源となった自転車/新しい自転車・未来の自転車/自転車を使った仕事/さまざまな自転車競技/健康によい自転車/エコロジーな自転車 

第3章「知ってる?自転車のルール」……自転車の走れる場所/交通ルールを守ろう/大迷惑放置自転車/自転車事故の多い日本 

この目次でわかるように、歴史から技術知識や使い方、サイクルスポーツなど、いわば「ミニ百科辞典」の趣きがある。一読すれば、簡単ではあるが、自転車のすべてに触れることができる。

  自転車に関心のある少年少女に奨めたい1冊である。

3か月前