eバイク遊び方大全

(サイクルスポーツ編集部 八重洲出版刊)

本書は、最新のeバイクスポーツ車の情報を、自転車専門誌サイクルスポーツが、ノウハウ本として1冊にまとめた特別編集の雑誌である。

サブタイトルに“電動アシスト付きスポーツ自転車の最新情報が満載!”と謳われている。

いろいろなメーカーの商品記事が中心だが、電動アシストの初歩的知識やユニットの構造説明があり、さらに旅行記やショップ紹介もあって、読み切りの自転車雑誌としても楽しめる。

これ1冊で、eバイクについての総合知識を得ることができるであろう……。

  もともと自転車とは、人力のみで走る乗り物である。モーターなど他の動力を借りると、たちまち自転車とは言えなくなり、日本では免許が必要になる。

電動アシストはバッテリーを使って人力を補助する仕組み。ヤマハ発動機が免許制度を避けて考案したアイデアである。

電動アシストを搭載したeバイクを、欧米発祥と思う人もいるようだが、これは、世界の自転車史を変えた50年に1度と言える日本発の発明である。

  世界で最初の電動アシスト車は、1993年ヤマハ発動機とブリヂストンサイクルが共同発売した軽快車から始まる。

当初は、坂道や向い風でも“らくに”走れることをセールスポイントに、女性の買物や通勤など実用に使われていた。

それが欧米に電動ユニットとして単体輸出されると、ロードバイクやMTBに搭載され、やがてクロスバイクやグラベルバイクとして日本に回帰、スポーツ・レジャー用として新しいジャンルを生んだ。

今日では、通勤通学や子供同乗器付き2人乗りなど実用に広く使われ、さらにスポーツ車にも普及が始まっている。レンタサイクルにも搭載され、都市交通やレジャーに用途が広がっている。

日本中に広がるコロナ禍のなか、自転車の効用が見直され、通勤など需要が増えている。自転車を実用だけでなく、休日にはレジャー用としても使いたい人にとって、本書によりタイミングの良い参考情報が得られるだろう。

4週間前