パナソニック、増産計画を発表
パナソニックサイクルテックは、電動アシスト車の需要増に対応して約15億円を投資、柏原工場(大阪・柏原)の生産能力を3割引き上げる。これにより年間出荷台数は、現在の30万台から2020年下期に38万台になる見込みという。
近年電動アシスト車は、アシスト比率の規制緩和やリチウム電池による性能増加、車体の軽量化などにより、坂道や重い荷物のある場合だけでなく、より“楽に乗れる”自転車として、主婦や高齢者の人気が高い。
このため業界出荷台数は、2016年57万台/17年64.2万台/18年68.7万台と、年率約8%で伸びている。
現在は2人乗り用子供同乗器付きや、ショッピング対応モデルが主力であるが、スポーツ車(eバイク)も人気上昇中。また全国に広がっているシェア自転車に、電動アシスト車が多く採用され普及に一役買っている。
一時期は、極端に廉価化した自転車の高付加価値化に寄与するとして、業界はこぞって電動アシスト車に力を入れ、今後も成長を見込んでいる。
なお、パナソニックは19年12月より、後ろ子乗せ付き電動アシスト自転車「ギュット・クルームR」2機種(税別定価142.800円・161,800円)を発売する。年間販売目標30,000台。
このモデルには、ベビー用品のコンビと共同開発した「日よけ」を後ろ子供乗せに標準装備、直射日光下でヘッドカバー頭部付近の表面温度を最大約19℃抑え、子供の快適性を向上させたとしている。
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