サイクリングのための音楽

2019.08.09 赤松正行

以前に「自転車で音楽を聴く方法」を紹介したように、自転車に乗りながら耳を塞がず安全に音楽を聴くことができる。それが適度な音量であることは当然として、問題は何を聴くか?だ。お気に入りの音楽を聴くことはもちろん、最近リリースされた話題曲をチェックするかもしれない。人によってはラジオのニュースやポッドキャストのトークを聞くかもしれない。

ところで、音楽にノって、気持ち良くペダルを漕いだ経験はないだろうか?その時、音楽のテンポに合わせて身も心も活性化している。あるいはロード・バイク。サイクル・コンピュータにケイデンスを表示し、ケイデンスを一定に保つように走行する。一定のテンポでのペダリングは効率的な運動になり、疲労も抑えられるからだ。それを音楽が先導してくれる。

音楽のテンポは1分間の拍数のことで、BPM(Beats Per Minute)なる単位で表す。ケイデンスは1分間のペダル回転数で、RPM(Rotations Per Minute)で表す。この2つは同じように考えて良い。例えば四つ打ちハウスなら、バスドラのタイミングでペダルを踏み下ろす。これで音楽とペダリングのテンポが一致する。ただし、バスドラはどちらかの足で、もう一方は裏拍のハイハットになる。

ロード・バイク用BPM 90の楽曲の例:Siaの「Cheap Thrills」

このように、サイクリングに適したテンポの音楽を流すことをオススメしたい。ロード・バイクならケイデンス90神話に従って、BPM 90の音楽を選ぶ。気楽な街乗りならBPMが60から70くらいだろうか?倍テンポでも良い。Apple MusicやSpotifyではサイクリング用のプレイリストが見つかるし、jog.fmのようにBPM検索に特化したサービスもある。テンポ計測ツールを使って自分で探すこともできる。

Apple Musicのプレイリストの例(左)、jog.fmのBPM検索の例(右)

一般的な音楽だけでなく、単純にビートを流し続けるのも面白い。そう、メトロノームを取り付ければ、任意のテンポでのサイクリングができる。振り子式メトロノームは見た目にユーモラスで、スピーカー要らずで視覚的にもテンポを確認できる。電子式メトロームなら、正確なテンポをキープできるし、内蔵スピーカーだけで音量が十分だったりする。

もう少し凝りたいなら、携帯型のリズム・マシンや音楽ワークステーションがある。例えば、Teenage Engineering社のPocket Operatorsシリーズなら、小型電卓くらいの大きさで様々な音楽スタイルが選べる。テンポは自由に設定できるし、完成度の高いプリセットも山盛り。オリジナルのパターンも作成できるので、自分専用のサイクリング最適音楽を作ると楽しさ倍増だ。

【参考】自転車で音楽を聴く方法(自転車物語WEB)
    ハンドルトップな音楽制作環境(Critical Cycling)
    ネック・スピーカーで音楽サイクリング(Critical Cycling)

4か月前