このたび国民生活センターは、後ろ2輪の大人用三輪自転車の走行について注意するよう呼び掛けた。
同センターによると、三輪車が不安定で乗りこなせないとの相談が最近6年間で138件、そのうち転倒による骨折など負傷したケースが10件あったと公表した。
同センターで走行実験をした結果、カーブや段差を時速6~8kmで曲がると、片方の後輪が浮き上がり、バランスを崩して転倒する危険性が増すことが判明した。
相談者の70%が高齢者だったこともあり、三輪車に乗るときには、カーブなどでは低速走行を心がけるように呼び掛けている
(編集部付記)
三輪自転車には、ハンドルの左右への動きとは無関係な固定式と、ハンドル操作と連動するスイング機構付きの2種類がある。固定式は二輪自転車に乗れない人でも乗れるがカーブなどでは大回りになり低速走行が必要になる。
高齢化社会とともに三輪車需要の増加も見込まれるが、車種選定にも注意が必要である。
曲がると後輪が浮き上がる
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