・もう買う事もないだろうと思った、サイクルスポーツ
まさか買ってしまうなんて・・・。
日々作業を行っているデスクの傍ら。
ここにあるのが、なんとサイクルスポーツ。
昔も今も?(おそらく)、言わずとしれた老舗自転車総合月刊誌。
こうして手元にあっても、まだしっくりこない。
というか信じられない。
ここ最近、自分で最も驚いた行動のひとつ。
最後に買ったのは、確か1992年頃。
本気で取り組んでいたトライアスロンを引退した時以来。
厳しい就職難から社会人となり、ただただ慌ただしく、年々制約ばかりが増す日々。
ただただ追われるうち、いつしかトライアスロンへの情熱も、自転車への興味も、どこかに忘れてきてしまった。
今回購入するキッカケになったのが、自転車系某ライターの方のSNS。
少し以前に、ある会でリアルにご挨拶する機会があり、
その後知ったパワフルかつロック、そしてエッジな活動には驚かされた記憶があった。
その方もコラムで書かれているという、サイクルスポーツ2019年1月号。
付録が・・・なんとサイクルスポーツの創刊号との事だった。
早速、創刊時期をみてみると・・・昭和45年!!。
あと数年で創刊50周年とは・・・。
興味深い、これは欲しい!。
そしておまけのチカラもあり?、本当に買ってしまった。
・サイクルスポーツ 新旧比較
今まで本業のアポの合間等で時間が空いてしまった時、そして書店でなんとなく目に付いた時にパラパラめくる程度。
現行版をマジマジ見るのは、これが初めて。
・サイクルスポーツ2019年01月号
まず現行版。
高級感が格段に向上。ロゴもオシャレになったせいなのか?一瞬、あのサイスポとは分からなかったくらい。
内容はカラーページの比率も大きくなり、各ジャンルの自転車のステイタス感とそこに係わるライフスタイルをベースにした内容とも。
今の時代に合わせたジャンル、そしてライター陣の個性が光り、意外なくらい楽しめた。
この部分にはユーザー参加型のものも含めて、まだまだボリュームが欲しいところ。
ショップ広告は、あの頃とそれ程変わらず。ちょっと安心?。
ネットが無かった時代では、ここでモノ凄く情報を漁っていたものでしたから。
・サイクルスポーツ創刊号(付録)
現物を見たことはモチロン無いので、現行誌と比べても非常にコンパクト。
タイトルには「サイクルスポーツ」とカタカナ表記。
表紙写真は、ランドナー系の自転車を楽しむ皆さまのサイクリング風景。
全体として創刊号という事もあってか、各ジャンルできめ細かな説明がされていて、今現在でも楽しめるコンテンツが盛り沢山。
そしてムードは、今の時代でどこか忘れかけてしまった、大らかさで一杯。
期待通りに牧歌的で、どこか優しい内容だった。
・私が知ってる、あの頃のサイクルスポーツ(80年代)
私 omemoが現在唯一保存しているのが、これ。
サイクルスポーツ 1989年8月号。
はじめてトライアスロンのインターナショナルスタンダードタイプ 51.5kmのレースに出て、それが載った時のもの。
当時主役的位置付けだったJTS(ジャパントライアスロンシリーズ)日本平大会。
日本のトップはモチロン、海外勢のトップも多数参加していた。
同じコースを走れるなんて!。それだけで夢にも登る気持ち。
嬉しくてたまらなかった。
学校を休んで、レースに参加した。
この時のサイクルスポーツでは、その海外トップトライアスリートの最先端の自転車の仕様が事細かに紹介されていて、胸を躍らせたものだった。
今でも欲しいと思ってしまうのが、ターミネーターの異名を持つ、スコットモリーナのミヤタのアルフレックスMOC(ミヤタ・オーダー・システム)フルカーボン DHバー+グリップシフトモデル。
自分自身に何か熱さが足りないときに、時折眺める様にしている。
サイクルスポーツ。
私 omemoの、知っていた世界の雑誌。
ほんの少し、あの頃を思い出せただけでも今回は大満足。
またいつか、サイスポを買う日が来るのを信じて・・・。
そして心が様々な制約から解き放たれた時、きっとあの頃の様に、乗れるはず。