外国人サイクリストをどうサポートする?

スポーツ庁の共催による全国サイクルツーリズム連絡協議会が主催する勉強会に出てみた。今、全国の旅行業者や自治体は、「どんなコースが喜ばれるか?」「うちの地域に最適なターゲットは?」「地域で受け入れ態勢は?」「プロモーションはどうする?」といった悩みを抱えているそう。

成功例のトップは、四国のしまなみ海道。景観・環境・文化の三拍子が調和したサイクルツーリズムで、地域・経済を活性化した。

2016年の大賞が「瀬戸内しまなみ海道」。2017年のチャレンジ部門が「小豆島一周サイクリングBBQ」。2018年のマイスター部門が「戦国ヒルクライム」と自転車イベントが目白押し。

スポーツによるインバウンド消費は2020年に8兆円、2030年には15兆円が見込まれている。景気のいい予測だ。地方自体は、海外の有力旅行業者にインセンティブツアーを仕掛けて団体旅行客誘致に励む。

だが、団体旅行だけでなく個人や小グループのサイクルツーリストに対するサポートが、これからはもっと求められる。サポートのレベルはSelf-guided(個人旅行者の不便を解消し、情報を与えるサービス提供)で十分。

この冬も、外国人スキー客がスキー場の管理区域から外れて遭難したニュースを何度かみた。自己責任でバックカントリースキーを楽しむ文化がまだ日本では馴染みが薄いので、普通の日本人には外国人スキー客が自由過ぎるように感じられてしまうかも。

私の危惧は、マウンテンバイク好きな外国人の起こりうる行動だ。山神が祀られているトレイルを自由に走るかもしれない。水源地への侵入は控えるべきだし、山仕事の人たちとの軋轢が生じないか……。

団体旅行でないインバウンド・サイクルツーリストの安全に繋がるはずの取り組みは、誰かが担うべきだ。

3か月前