ドレスコードのある大会、「Eroica」という自転車文化

1997年にイタリアのガイオーレ・イン・キャンティで産声をあげたヴィンテージ自転車の世界的な大会、「エロイカ」(英雄の意)は、1900年代の古い自転車でまだトスカーナに残されていた未舗装路の白い道を数人の仲間と走ることから始まりました。
ガレージに眠る鉄屑のような自転車に乗って、往年の自転車選手=英雄たちがかつて走った未舗装路を走るアイデアは、ジャンカルロ・ブロッチ氏のアイデアでした。
それから20年、偉大な英雄たちの精神が復興し、美しい自転車と英雄たちの汗と苦痛を憧憬するイベント、エロイカが2007年に誕生。エロイカのために世界中から大会中に数千人、大会以外の時期にも訪れるサイクルルーシストは絶えず、彼らは伝統的な自然の食べ物を好み、昔ながらの道や風景を愛します。

2013年にはエロイカ・ジャパンが始まりました。その後はエロイカ・ブリタニア(英国)、エロイカ・カリフォルニア(米国)、エロイカ・エスパニア(スペイン)など多くの姉妹イベントができて、誰もが同じ価値観で楽しんでいます。

L’Eroica in Italy and around the world exalts “the beauty in fatigue”; this is true.

エロイカには仮装を楽しんで短い距離を走るクラスもありますが、本当のエロイカクラスは第二次大戦前のレース同様に、1日に200km程度の距離で獲得標高4,000mもの苦行です。参加者たちはウールジャージの正装で臨みます。そう、ドレスコードがあるのです。2018年から日本のエロイカは、温泉が豊富で緑が美しい群馬で開催され、世界中から人が集まり、2日間のプログラムを満喫しました。

土曜はヴィンテージ自転車コンテストのコンクールデレガンス審査、古いパーツや用品を買えるエロイカマルシェ、講演や映画上映の文化的催事、そして夜は地産地消の飲食が提供される特別ディナーの場でコンクールの結果発表。日曜のロングコースは2018年は距離168kmm獲得標高3,400mで草津温泉から白根山、万座、四万などの温泉郷をたどり、渓谷や湖を巡りました。

2019年は6月1日(土曜)〜2日(日曜)に第7回エロイカ・ジャパンは四万温泉スタート&フィニッシュで開催されます。

参考:eroicajapan.jp
写真提供●Eroica BRITANNIA
写真提供●Eroica JAPAN

11か月前