当惑の判決! バドで左目負傷、ペア女性に1300万賠償命令

ウエブニュースで「YOMIURI ONLINE」10月29日の記事にびっくり!

 

バドミントンでダブルスを組んだ味方のラケットが目に当たって大けがをしたとして、東京都内の40歳代の女性がペアの女性に損害賠償を求めた訴訟で、東京高裁(八木一洋裁判長)は先月、ペアの女性の全責任を認めて約1300万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 

 

経緯はこうだ。

2014年12月、趣味のバドミントン教室の仲間ら4人が都内の体育館でプレーしている最中に事故は起きた。ペア女性が相手コートから飛んできたシャトルを打ち返そうとバックハンドでラケットを振ると、ネット際にいた原告の左目に当たった。原告は左目の瞳孔が広がり光の調節が難しくなり、慰謝料やパートの休業補償などを求めて提訴。

被告側は訴訟で「原告が危険を避けるべきだった」と主張したが、高裁判決は、被告は原告を視界に収める後方の位置でプレーしていたことから、「被告は原告の動きに注意し、ラケットが当たらないように配慮すべきだった」と判断。「バドミントンはボクシングのように身体接触のある競技ではなく、原告は、ほかの競技者によって危険が生じるとは認識していなかった」とした。

また判決は、「スポーツであることを理由に加害者の責任が否定されるのであれば、国民が安心してスポーツに親しむことができなくなる」とも指摘。その上で、1審・東京地裁が「原告も一定程度の危険を引き受けて競技していた」と判断して賠償額を約780万円にとどめた判決を変更し、被告に全ての責任があると認定。高裁判決は確定した。

 

原告側代理人の合田雄治郎弁護士は取材に、「趣味のスポーツをプレーしている時に起きた事故でも、過失があれば加害者が相応の責任を負うのは当然だ。高裁判決は被害者の救済を広げ、事故の抑制につながる」と話した。一方、被告側代理人の弁護士は取材に応じなかった。

 

このニュースに接して驚愕したのは、八木一洋裁判長のスポーツに対する理解の無さだ。こんな判決が前例になれば、もしも仲間とサイクリングをしていて一緒に転んだとき、被害度合いの大きいほうが勝訴すると思える。一審の「相応の責任を負う」という常識を否定しているからだ。

 

ゲーム中に起きるであろう事故に備えて、スポーツ障害賠償保険に加入しているプレイヤーは多いだろう。私が加入している自転車保険も対人賠償1億円だが……。それにしても……。

10か月前