・自転車の魅力って、なんですか?
その昔、私 omemoは本気で自転車が好きでした。
子供の頃から、自他共に認める?運動オンチ。
自転車に乗れる様になるまでは、他の友達よりも時間が掛かりました。
中学校進級時に、近隣の自転車店で買ってもらったブリヂストンのマイロード(← 当時一世を風靡していたロードマンでないのがポイント?)。
この1台で、自転車の感覚が変わった事を覚えています。
ママチャリという意識が一変。
それまでは、自宅周辺を行き来する買い物自転車という感覚。
「これって、本当に同じ自転車?」。
なんか、踏み出せばどこまでも行けてしまいそうな、不思議な感覚。
当時、友達と随分遠出をしたものです。
本当に・・・
どこまでも、どこまでも!
・・・と思えてしまう、あの感覚。
移動手段は、電車ではお金が掛かりますし、当然車の免許なんて持っていない子供。
独力で遠くに行けてしまう、不思議な魅力。
だんぜん虜になりました。
高校入学時に、斬新だったパナソニックオーダーシステム(P.O.S)で
ロードレーサーを手に入れ、更に世界が変わった感覚を覚えたのは、言うまでもありません。
・過ごす時間の大半が、自転車関連の事だったあの頃
タイトルに「25年~」と入れてます通り、80年代後半~90年代前半まで
本気でやっていたのが、トライアスロン。
今の様に、インターネット等無かった時代。
毎日毎日、サイクルスポーツや専門誌を穴が開く程読み、試行錯誤しながら自転車をイジり倒していました。
自己に課した朝練習のルーチンは、50Km+標高300m程の坂を5往復。
実家の埼玉県某所から、毎朝東松山市高坂の物見山まで。
その後5kmのラン、終わったら大学へ。
帰宅後近所のスイミングスクールでトータル2,000Mのスイムメニュー、終わった後5kmのラン。
基本、こんな毎日を送っていました。
自転車に関しては、走り終える度にセッティングを調整。
しかし、自転車を知れば知るほど?楽しい部分と共に、見えてきた嫌な部分も・・・。
そんな中、「トライアスロンのプロになる!」。
そう心に決めて、過ごしていた大学生時代。
今だから言えますが、大学での勉強よりも、女の子と付き合う事よりも、何よりも優先。
全てに渡って、最上位。
3種目の中、弱めだった自転車。
常に強くなる事。
これだけを考えて過ごしていました。
実績的には、活動期間中参加したレース数は、20。
全て完走、ノーリタイヤ。
途中から実業団チーム入り
したおかげで、練習環境も改善しました。
目立つ成績としては・・・、
・サイパンタガマン19位(年代別2位)。
・トライアスロンIN徳之島 19位。
・野尻湖 19位。
・ミューズパーク秩父 19位。
なぜか全てが19位という結果でした。
ある日、練習にヒザを故障。
折からのバブル崩壊からの就職難。
トライアスロンを引退すると共に、自転車との関わりもフェードアウト・・・。
・愛しさあまって、憎さ100倍!?。今はキライな自転車
今では自転車の類は、一切の乗っていません。
今は自転車キライなんです、私。
もう一度、言います。
「私は自転車がキライなんです!」。
基本、全てが徒歩移動。
もはや?この感覚。
自転車が好きだった人間としての意地!・・・とでも言いましょうか?。
・うずみ火の様に残る、自転車への思い
嫌よイヤよも、好きのうち!?。
普通に街中で見かける様になったロードバイク。
自転車専用通路という名の青いライン。
夢の様に過ごしていたあの時代より、格段に市民権を得た感のある状況。
そのマナーの悪さから、すっかり遠ざかった自転車関連。
たまに本屋さんで雑誌を見かけては、時間つぶしにパラパラめくるだけ・・・。
しかし、嫌いと言う思いの根底。
その中にある思い。
「やっぱり、自転車は好き!」。
こんなうずみ火の様な、思い。
かつて好きだった女の子の幻影。
ふと見かけると、目で追ってしまうかの様な・・・。
そんな感じとも?(苦笑)。
日々の生活シーンで普通に見かける、ロードバイク。
一般的な自転車も、その進化はホントにスゴい!。
そんな複雑な思い。
そして25年ぶりに向き合い、語る場を頂いた、
「好きだった、真剣だった、自転車の事」。
そして
「キライに思っている、自転車の事」。
ところでomemoって、誰?。