今年は猛暑を越えた酷暑、あまりの暑さに耐えかねて、同じ「バイク」でも適度に冷房の効いたジムでのバイクについつい逃げてしまった私…。それでもなんとか、「登れば涼しいはず!」と思い秦野でヤビツ峠に登ってみました。夏ライドの思い出と言えば、湘南の鵠沼海岸にある天然氷のかき氷店を目標に、小田原からアスファルトが照り返す国道134号線を走り続けたこともありました。
さて、一方で南半球にあるオーストラリアは日本とは季節が真逆なので6~8月は冬にあたります。といっても平均気温は11~21度、夜の気温も9度以下まで下がることもほとんどありません。なので、日本の真冬の厚手のコートやロングブーツは要らず、トレンチコートや革ジャン1枚で十分乗り切ることができました。といっても、上はコートなのに足元はサンダルだったりする人も街中にはちらほら。オージー(オーストラリア人)の感覚は日本人とはちょっと違うみたいです…。
▲日の出前のブリスベン川上の橋から。夜明け前の夜景を楽しむのにもgood。
サイクリストたちの出勤前や週末の早朝ライドは冬シーズンも変わらず実施されます。日照時間が一番短いのは6月で、日の出は6時30分頃。薄暗闇から、だんだんと空が明るむ中を走りながら、ブリスベン川の上を流れる雲を見るのはなんともすがすがしいもの。身を切るような寒さではないので、一番厚手のアウタージャージも日本から郵送してもらったものの、結局は使わずじまいでした。冬のライドの後のお楽しみもやはりコーヒー。この時季は、「カフェモカ」のホットにすっかりハマりました。日本で言う「モカ」は豆の種類ですが、オーストラリアではエスプレッソ、ミルクにチョコレートをブレンドした甘いコーヒーのこと。マシュマロを浮かべてゆっくり溶かしながらいただく一杯は至福の時なのです。
▲ライド後のほっと一息。甘党にはおすすめのカフェモカ。
9月に入りブリスベンは春に、そして日本はこれから秋へと向かいます。暑さも和らぎ、少しずつ走りやすくなってきますね。ジムから屋外へと、美味しいご褒美と綺麗な景色を求めてお散歩ライドに繰り出してみるのもよさそうです。