書籍版「自転車物語」第二弾バトルフィールド発売しました。

書籍版「自転車物語」第二弾戦後編バトルフィールドが発売になりました。
第二次世界大戦の廃墟の中から不死鳥のごとく蘇る日本の自転車産業、なぜ不死鳥かといえば軍用機の残った資材で作られたで有名なスクーターがありますが、自転車だって残った飛行機用のジュラルミン!で作られました。しかも飛行機の技術者達によって設計されたユニークなデザインは今見ても古さを感じません。
本田宗一郎だってホンダの礎となったカブFは自転車無しには作れなかった、カブFは自転車補助モーターつまり自転車につけるエンジンだった。だから原付=原動機付き自転車なのです。
様々な面で自転車産業は日本の戦後復興に大きく寄与します。そうして大きく育った日本の自転車産業は海外進出も果たします。しかし製造業の中でいち早くハードからソフトへの市場ニーズの直撃を喰らいます。「日本」が軽視していた「遊びの文化」から生まれたユーザーの自転車の使い方=ソフトが「ものづくり日本」を直撃します。
戦後復興から頂点を極めた「ものづくり日本」の落日と再生の糸口まで、作る・売るそして文化まで様々な事象を、現場でリアルに体験してきた著者の経験と実績に裏打ちされた自転車産業史「自転車物語・戦後編」バトルフィールド、手前味噌になりますが買って読んで損はさせません!

自転車物語

5年前